中禅寺湖のほとりにたたずむ、日光の男体山。
日光二荒山神社のご神体でもあり、古くから山岳信仰の対象として崇められてきました。
その秀麗な単独峰は日光のシンボルのひとつで、遠方から眺めてよし、登って山頂からの眺めもよしの山。
周囲には華厳の滝やいろは坂、日光東照宮など、日光の名勝も勢ぞろいです。
登山だけにとどまらず、前泊・後泊をしてエリア全体を楽しみたいところ。
本記事では、登山道の起点となる日光二荒山神社神社から、一気に1,200mを直登する登りがいのあるコースを紹介します。
日光男体山の基礎情報
エリア | 北関東/栃木県 |
標高 | 2,486 m |
コース グレード | 中級 |
技術度 | |
体力度 | |
推奨日程 | 日帰り |
男体山を登るための参考ルート
ルート | 日光二荒山神社 往復コース |
歩行時間 (休憩含まず) | 約7時間00分 |
歩行距離 | 7.6 km |
累積標高 | 上り 1207 m 下り 1,196 m |
中禅寺湖の北岸にある、日光二荒山神社から男体山の南壁を往復するコース。
コース自体は単純ながら、標高差およそ1200mを一気に直登・下山するため、体力が必要。
日光二荒山神社の境内を通り、まずはここで入山料を支払います。
男体山は、二荒山神社のご神体でもあります
まずはしばらくゆるやかな樹林帯を登っていきます。
木の根っこに足をとられないよう進んでいきましょう。
1時間ほど登ると林道に出てきます。ここが三合目。
つづら折りの林道をあるくと、四合目の社務所に到達します。
ここから先は本格的な登山が始まります。
四合目地点でひと休憩入れて、服装の調節もしておきましょう!
五合目を過ぎると、観音薙と呼ばれる大きなガレ岩を登るエリアに入ります。
八合目の瀧尾神社までは傾斜のきつい岩登りが続きます。無理をせず息を整えながら登りましょう。
八合目を過ぎると、いったん樹林帯の登山道に入ります。
九合目あたりから一気に山容が変わり、赤茶けた砂礫が広がるエリアに入ります。
ここまでくると眺望が抜け、中禅寺湖や戦場ヶ原、日光白根山を見渡すことができます。
頂上まではもう一息!
山頂に至ると、鳥居と二荒山奥宮、社務所が迎えてくれます。
社務所に向かって右側奥に進むと男体山の最高地点や御神剣があります。
左側奥のエリアは広々とした展望の良い平坦地なので、ここでお昼の休憩をとると良いでしょう。
下山は来た道をたどって帰ります。
九合目付近の砂礫エリア、八合目~五合目のガレ岩の下り道では転倒に注意です。
登山道へのアクセス
男体山へのアクセスは、車および公共交通機関ともに整備されています。
いずれも日光駅側からのアクセスとなります。
車でのアクセス:
車で | 日光宇都宮道路 清滝ICより 国道120号(いろは坂)経由で約30分 |
駐車場 | 日光二荒山神社 登山者専用 第1・第2駐車場 (無料) 〒321-1661 栃木県日光市中宮祠 ※国道120号線沿いの二荒山神社入口にある駐車場は参拝者専用なので停めないようにしましょう。 |
公共交通機関でのアクセス:
公共交通機関を利用して男体山に行く場合、JR日光駅または東武鉄道の東武日光駅が起点となります。
両駅は隣接した位置関係にあり、このエリアから二荒山神社までバスで移動します。
鉄道・ バスで | JR日光線 日光駅 または 東武鉄道 東武鉄道日光線 東武日光駅下車 ・東武バス日光 JR・東武日光駅 バス停 → 二荒山神社中宮祠 バス停(約50分) |
公共交通機関の運行状況・時刻表は最新情報をチェックしましょう!
男体山:山小屋、トイレ、水場の情報
山小屋・テント場情報
日光男体山 日光二荒山神社コース周辺に、山小屋やテント場はありません。
トイレ情報
- 二荒山神社 公衆トイレ
男体山の登山道内に、公衆トイレはありません。
登山道入り口の二荒山神社境内内にある公衆トイレが唯一となります。
登山の全行程は6~7時間かかることもあるので、不安な方は携帯トイレを持参しておくと安心です。
水場情報
- 今回紹介する日光二荒山神社コース間に水場はありません
あらかじめ飲料水・行動食を準備してから向かいましょう。
日光駅からバスで男体山へ向かう人は、自宅最寄りのスーパー・コンビニで準備しておくのがベターです。
日光駅周辺は、最寄のコンビニまで多少歩くので、バスの順番待ちに遅れる可能性があります。